いよいよ、パルウスの取り付けとなった。
最初の作業は、リアウインドウに、フィルムアンテナの貼りつけである。
作業内容としては、通常のフィルム貼りと同一で、
クリーニング→ウインドウに石鹸水を霧吹きで濡らす→フィルムの糊面にも霧吹きで石鹸水をまんべんなく、吹きつける→貼りつけ…
シールドフィルムと異なるのは、このフィルムは厚さがあるので、意外と貼りつけは簡単である。
充分にウインドウとフィルムに、石鹸水を吹きつけていれば、空気が入っても少々の小粒なサイズであれば、時間が経つと同時に自然消滅するのである。
 |
パルウス見えます?(よそのクルマですが…)
|
ここで問題なのは、貼りつけ位置である。
取り説には、特に貼りつけ位置に付いてコメントは無かった…そうなると、一番上面で外側に、貼りつけたくなるのが人情である。
自分も、自然の摂理?に従って、最上面でウインドウの一番外側に貼りつけた。
 |
こんな風に貼り付けます
|
そこには、プリントされたFMアンテナとTVのアンテナがあった…。
この事が、後から悲劇になろうとは、誰が想像したであろうか?
アースを取り、アンプを接続し、セイワのブースターへアンテナの端子を差し込む、そして、アンプのアースと、電源を確保。
さあ!いよいよTVの電源を入れてみた。うたい文句の通りであれば、恐ろしくクリアーな画面が……
そんなハズは無い!室内ロッドアンテナより写らないではないか!
ブースターの電源を入れても、画質は改善しない!
そんな時に人間というのは、諦めが悪いモノである。特に高額な買い物をした場合には顕著であって…
「これは、走行すれば改善されるのかもしれない…」などという、もはや妄想の領域に突入していた。
結果は、無論、停止時より悪い結果であった。
やはり、うたい文句倒れなのか?
しかし、意外な所から解決の糸口が見出されたのであった。