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スタンザ(PA10)編
(510の幻影と現実の狭間で…)
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スタンザ(PA10)編

■兄弟車とmaxima

雰囲気のあるカタログ表紙。個人的にはお気に入りの写真なのだが…

PA10系の三兄弟で、ラグジュアリー路線を与えられたのが「スタンザ」であった。

元々は710ヴァイオレットに始まり、その不人気を一掃するべく、日産が投入した新型車で、610ブルーバードUや710ヴァイオレットに見られた、複雑な曲線と曲面は、まったく成りを潜めて、一変、510張りの直線平面構成の外観となった。これは、610、710の販売不振を受けて、ディーラーやユーザーから寄せられた「510が良かった…」という声に答えたモノだった。

最近は、随分と少なくなってきたが、日産で兄弟車という明確なコンセプトで販売された、セドグロに続く第二段である。ヴァイオレットはファミリーで「日産店」、オースターはスポーティで「チェリー店」、そして、ラグジュアリー路線のスタンザで、サニー店でデリバリーされた。

他の2車が、丸目の4灯ヘットランプに対して、スタンザは当初から大型の角型2灯のヘッド・ランプが与えられて差別化された。

1800という表示に時代を感じる。グレード名に「Maxima」というグレード名が始めて採用された。ブルーのトーン・オン・トーンのみが異常に存在感を醸し出している。 

外観を見る限り、あたかも510をモチーフにしたかの様であるが、哀しいかな、明確なコンセプトに基づいてデザインがなされておらず、大した人気を得る事が出来ずにその生涯を閉じた。

今、見ると「良いんじゃない?」って思ってしまう。カラーリングのマジックか?それにしても「豪華車」は言い過ぎじゃありませんか?

510のデザインは、良く直線平面構成であると言われるが、実際には面の要所要所に微妙な曲面が含まれており、それが効果的に直線部と全体の面の流れの中に、変化を作りだしていたのだが、PA10系では、残念ながらただ直線ですよ、平面ですよ・・的な単調な構成で、お世辞にも魅力的とは言えないデザインの見本だと断言できる。

その証拠に、アメリカでは「NEW510」として販売されていたが、足回りはただのリジッドであるし、前出のデザインもアメリカでは不評であった。

日産では、小型車でも高級なモノを…というコンセプトで、良くクルマをリリースするが、単純に見栄えのみを高級化しただけなので、成功した例は皆無と言って良いだろう。
このスタンザもしかり、後のローレルスピリットやプレセアも、同様のコンセプトである。

内装は木目をあしらった、現在の日産車に通じるモノ。スカイラインにも採用された、ジョグスティックを回すと、音像の位置が調整できるタイプ。

しかし、この頃から日産のカラーリングのセンスは、他社を驚愕するものとなり、この表紙のツートン(当時の言い方で「トーン・オン・トーン」などは、とても手間の掛かる塗装方法で、その点からみれば、十分に高級感を感じる事ができる。

また、リジッドの足回りも、実は部品点数が少なくでき、対地キャンバーも常に一定の為に、ヘタな独立懸架より乗りやすかった事も事実である(この事は、サファリラリーやその他のラリーでPA10が活躍した事からも伺い知れる)。

このカタログは中期のモノで、テールランプ等の意匠が前期とは異なっている。また、エンジンも「L型」から「Z型」へスイッチされて、日産としては、何としても売ろうと努力した跡が見うけられる。

シートは背面が、ヘットレストの半分まで覆っているので「セミ・ハイバック・シート」と呼ばれるもの、日産の高級車の文法通り、シート面にヒダヒダが入る。

最後期には、当時310サニーの「カリフォルニア」の爆発的ヒットを受けて、2匹目のドゼウの「リゾート」なる、ワゴンもラインナップされたが…

もうひとつのトピックとしては、現在まで消えては現れ、輸出車の名称になったりとの、「マキシマ」というグレード名が(固有名詞が)登場したのが、このモデルからである。

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