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最近の日産は何かを無くしてしまったと思いませんか?
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2006年02月09日

古い日産の画像を久々眺めてみた。

ブルーバード310と410の輸出仕様
のカタログの画像が印象的だった。

日本の国内では「商用車」だとか言って、
「ワゴン」なんていう概念も無かった時代
に、日産は現地のニーズを素早くキャッチ
して、セダンもそうだがワゴンの充実も図
っていたのだ。

そういえば、以前は北米で「ダットサン・
ピック」が大人気だった事もある。。。

国内に目を移せば、どうも最近の日産は
クルマを作ることは上手になったが、クル
マに設計者やメーカーとしての「スピリット
(魂)」を感じるモデルが無くなってしまっ
た様に感じる。

いや、確かにZ33には迫力を感じる。

不良率が30%近いにの、頑なにその質
感に拘り特殊な製法で作られているメー
ターのパネル。

マイナーでホンモノのアルミが奢られたセ
ンターパネルやシフト周り。。。

この造詣には、一時僕も絡んだ事がある
ので、その実現にどのくらい日産が・・
いや日産だけでない、協力メーカーだって
「Z33だから・・」と言って努力して
実現したしたモノか重々承知している。。

しかし、それら以外ではどうだろうか。。。

内装も良くなった、一部変なクルマもあるが
エクステリアだって一般ウケするモノが多くなった。
だけど、「これが日産だ」というオリジナリティや気概を感じるモデルが少なすぎる。

かつての日産車は、モデル毎に、その歴史に基づいた流れに沿ってクルマが作り上げられてきた。

確かに、その歴史に束縛されて自滅しそうになった事も事実だが、クルマそのものに、設計者やメーカーとしてのメッ
セージが込められていた様に思うのだ。

それはエンブレムにも垣間見れた。

スカイラインの 「GTバッヂ」 や ブルーバードの伝統の証「SSS」エンブレム を見れば、いかにそのクルマの生業
や根底に流れる思想を大事にしよう・・という姿が見て取れた。

結局、日産は身のこなしが不器用だったのだ。

でも、かつての日産は不器用なりに「日産というカラー」を忘れる事は無かった。しかし、省みて今の日産はどうだ?

トヨタと何が違うのだろうか?

「質感が高ければ良い」、「トヨタが成功している手法を真似れば・・」といった、「売れれば良い」という「利益追求型」の
販売戦略がどうも見え隠れしてならないのだ。

日本に、いや世界に「トヨタ」は二つも要らない・・・という現実を分かっているのだろうか?

かつて、日本という国さえ知らない海外で、その耐久性や性能を知らしめる為に、スキーのジャンプ台からクルマを走ら
せた事もあった。。

空を飛んだ戦士 ブルーバード410

日産は必死だった。

勿論今も必死だが、「儲けというお金の勘定」ばかり「必死」に考えて、「クルマを売ろう」とする「必死」さが感じられない
のだ。

うわべだけで、そのクルマに対して湧き上げる様な作り手のメッセージが無ければクルマも、冷蔵庫やTVといったモノと
同じ「耐久消費財」でしか無くなってしまう。

そんなクルマが本当に売れるのか・・・

ここのところの新車販売実績がそれを語っていると僕は思うのだが、それは僕だけが感じる妄想なのだろうか?

僕は日産の行く末が心配だ。

どうしようもなく、心配で心配で仕方ないのだ・・・・・・。

あの大好きだった日産はどこへ!?

復活!ブルーバードへ



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