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日産を考える
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復活!ブルーバードへ

■日産はどこへ行くのか


2003年1月1日

最近の日産の姿には少なからず疑問符を投げかけざる得ません。
確かに、営業的には利益が出ているのですが、その実、外注購入品の大幅なディスカウントや、リストラによる効果が大半で、国内の新車販売台数においては、ホンダにも抜かれたり、抜き返してニュースになったりと・・・毎月の販売実績では、ベスト10の殆どがトヨタやホンダだったりと・・。

日産フリークの私でさえ、今の日産車に魅力を感じる車種が少ないのは事実。

売れない売れないと言われている、セダンでさえトヨタはアリオンやプレミオで一定の成果をあげて、他でもスバルのレガシィB4や、最近ではマツダのアテンザが着実に伸びつつあります。

日産の関係者から、良く聞かれる「需要が無いから、作らない・・」という声があるが、はたしてそうであろうか?

過去のHITした車種を見れば、あながちそうで無い事が、良く分かる気がするのだが・・・。

例えばブルーバードで考えてみれば、910やU12はどうだろうか?

確かに、今よりはセダンの需要があり、売れて当たり前と言われる向きもあるが、どちらも、時代を自ら作り上げた車種であったとは言えないだろうか?

ゼロスクラブ、ターボ、アテーサ、そしてクリーンでシンプルなボディライン。
時代に要求されて作られたモノでなく、提案型の車種だったとは言えないだろうか。
そして、もうひとつのキーワードが「スポーツ」。

日産はその黎明期から、スポーツ&スポーティさを、どの車種にも求めていた。
例えば、ダットサン1000でさえ、元NISMOの代表であった難波氏等がドライブして、まだまだラリーそのものが珍しかった時代に「オーストラリア一周ラリー」に参加して、見事にクラス上位の成績を収めている。

豪州一周ラリーでクラス上位に入賞した「富士号」「桜号」

過去のサニーであれ、チェリーであれ、セドリックに至っては、サファリ・ラリーにさえ参戦していたのだ。

ユーザーは、「自分はサファリやレースで活躍しているクルマに乗っているんだ」という、直接的で無いにしろ、誇りをもって日産車を所有していたと思うのだ。

そういった、モータースポーツに関わっていない車種でも、例えばローレルなどでも、ベースがスカGと一緒なんだという、やはり根底には「早いクルマに乗ってるんだ」という意識の元に、日産車を所有していたのだ。

しかし、これはあくまでイメージで、実際には、いつの時代でも、どのグレードでも日産車は「早い」クルマでは無かったのだ。
それでも、必ず上級グレードには豪華な仕様より、スポーティな仕様のクルマが存在していて、それが全体のイメージを高めていた事は否めない事実である。

顧みて現在の日産車はどうであろうか?

一応、スポーティな車種が展開されている、しかし、それが全体のイメージの底上げになっていないのだ。
「早いグレードがあるらしい。でも、どの位早いのか?本当に早いのか?」
ユーザーサイドにとって、余りにも遠い存在になっているのだ。

ちょっと手を伸ばせば高性能が手に入ったものだ(510 SSS)

もうひとつの失敗は、せっかく定着した高性能なイメージのグレード名を乱発して、価値を下げてしまった事だ。
かつて「SSS」は、ツインキャブ搭載で、特別なスポーツグレードだった。
それが、何時の間にか、「4輪独立懸架を採用したグレード」を指すグレード名だったり、ちょっとスポーティな出で立ちをしたグレードだったりして、すっかり特別な感じ、他の車種と比べて所有する喜びを感じる事ができるグレードで無くなってしまっていた。

SSSなら特別で羨望の車種で無ければ、ルグランだろうが、スーパーセレクトだろうがと、なんら変わりない、ひとつのグレードに成り下がってしまったのが、SSSしいては「ブルーバード」そのものの存在意義を希薄にしてしまったのだ。
特別で羨望のグレードでありながら、ちょっと手を伸ばせば、高性能が手に入る!この事が、過去の日産車の購買層に多く見られたものだ。

そう考えてみると、ヒットしたクルマは、決して「需要に沿ったクルマつくり」をしていたのでは無く、「需要を喚起していた、言い換えれば、時代を形作っていたクルマ造り」をしていたのでは無いだろうか?

されば、現在の日産には、そんなクルマが存在していないかと言えば、実は時代や需要を形成しているクルマが、いくつかあるのだ。

まずは、Lクラスワゴンの「エルグランド」、そしてミディアムクロカンの「エクストレイル」、新型になって少々、勢いが無くなってきたが「ステージア」などは、需要を喚起し、新しいマーケットを作っている。

そうそう、Mクラスのワゴンにスポーツ、スポーティというジャンルを確立した「ハイウェイ・スター」シリーズも忘れてはならない存在である。

どうも新しい事は得意だが、ところが、自らが作り出しておきながら、余りにも、その存在が大きくなってしまうと、どうして良いか分からなくなってしまうのが、日産の特色らしい。

新型Zが発売となり、唯一、過去のDNAを正常に進化させている車種もある。

ここで改めて、初心に立ち返って、各々の車種がどの様な生い立ちで形成され、継続されて行ったかを見直し、単純に「過去のしがらみを断ち切る」的な、現在の日産の車種統合や廃止を考え直す時期であると考える。

クルマそのものは文化である。
車種を捨てて行くと言うのは、まったく自己の歴史・文化を否定する事の他にならない。

戦後形成されたメーカーが、例え技術で戦う事が出来ても、歴史と伝統という無形の文化は得る事が出来ない。

自らの商品企画力の無さや、確固とした思想が無く、ただ4年経ったからMCしたという姿勢を反省し、歴史と文化に基づいた、日産ならではのクルマ造りに、早く開眼して欲しいと切に願うのは私だけであろうか?

日産ほど、熱いオーナーが集まり、社会的に叱咤激励される企業は他に無いと、私は思うのだが、いかがだろうか?

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