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マフラー・アーシングに挑戦!

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静電気の悪戯を無くせ!
最近ちまたで流行中の「マフラー・アーシング」ってご存知でしょうか?
エンジン周りや電気系統に、バッテリーへ直接「マイナス」を繋いで強化しようという「アーシング」は、かなり流行って
いましたが、今度は、排気系・・・マフラーにアースを取ろう!という考えが広がり始めたのだ

静電気とはなんだ!?
まずは静電気・・というモノの正体を知らなくては、どうもマフラー・アーシングの意味や効能を理解できそうに無い。

静電気とはなんだろう?

うる覚えの知識で、詳細は自信ないが、遠い遠い遠い・・記憶をさかのぼって検証してみたい。

まず、世の中に存在する物体は、すべて「プラス」と「マイナス」の電気的な配列で構成されています。
ところが、摩擦などの外的要因を加える事によって、そのバランスが崩れてしまい、「プラス」なり「マイナス」寄りに極性
が偏ってしまう事を「帯電」と言って、この帯電した状態を「静電気の状態」というのです。

この表を見て下さい。
実は静電気と言うと「マイナス」の電気の集ま
り・・と考えられていますが、じつは前記の通
り「プラス帯電」と「マイナス帯電」に分類され
るのです。

そして物質によってどちらに帯電するかが、
実は決まっているのです。



人の皮膚の右側の物質に触れるとバチバチです。あっ!セロファンって究極なんですね!!

ちょっと脱線しますが、「静電気の状態」の物質が、その反対の物質と接触すると・・・・バチバチ!!と放電してしまい
ます。そう!これが、あの乾燥した日にクルマから降りるときにビリビリする正体なんです。

ここで、その放電は正反対に帯電している物質だけではなく、アースした物質に触れる事によってもバチバチと放電して
しまう性質があるのです。

静電気はなぜ起こるんだろう?
さてさて、摩擦などの外的要因が無ければ静電気は起きない!と述べましたが、じゃあなんでマフラーや排気系で静電気
は起きてしまうのでしょうか?

なんと静電気というものは、空気などの気体との一見、目に見えない接触による摩擦によっても起きてしまうのです!
そうです、エンジンが始動して排気ガスがエンジンから放出されて排気管を通り、マフラーの中を通過する際に、実は排気
ガスとマフラー、排気管との間に摩擦が起こって、静電気が起きていた・・・というのです。

それらで発生した静電気は、排気ガス中の「水」や「粒子」を引き付けよう・・としてしまうので、排気ガスがスムーズに
流れるのを邪魔する様になるのです。
それは困った事に、エンジンの回転が上がり、排気ガスの量が増えれば増えるほど摩擦は大きくなる訳ですので、ドンドン
排気ガスが出て欲しい・・時に限って、さらに邪魔をしてしまう。。という現象が起きていたのです。

そこで、排気系に溜まった静電気を、積極的にどこかへ放出してやろう・・というのが、マフラー・アーシングという訳です。

マフラーアーシングをしよう!
それでは具体的に、どうしたらいいのだろうか?
簡単なのは、マフラーや排気管から地面にダラリ・・と導線を垂らせばいいのですが、それでは走行中のアーシングは不確実
ですし、路面の何かに引っかかったりして危険極まりありませんね!
そこで、地面の代わりにボディにアーシングをしてやる・・という方法が取られる様に考えられたのです。

ここで使われる、排気系とボディとの間を繋ぐ導線ですが、熱がかかり、
風雨にもさらされます。
通常の被覆では熱的に心配なので、細かい導線を編んだ導線を使用
する事にしました。







今回は30cm,25cm,20cm三本作ってみました・・・

次に、どこをアースしてやるべきか?という事なんですが、キーワードは、摩擦・・なんですねぇ。
排気系を思い浮かべてみると、摩擦が大きい所、抵抗が大きくなりそうな所と言えば、排気管が集合するEX管終端や触媒、
サブマフラー、メインマフラーの辺りがポイントになりそうですね!
それでは実際にクルマを持ち上げて、マフラー・アースを始めてみましょう?

クルマの下回りに潜り込んでの作業であるが、車高も少々下がっている
ので、ある程度、クルマを持ち上げて作業をしなくてはならない。
丈夫な油圧式のジャッキがあるとか、地面に予めピットが掘ってある・・
なんていう恵まれた環境であればいいのだが、そうでない私は、タイヤ
の下に何か物を噛ませて車高を上げる事にした。







ちょうど良い事に、オシャレ!?なブロックが・・・

ここで、間違っても純正の車載パンタグラフジャッキのみでクルマを上げ
てクルマの下に潜ろうなんて思わないことだ!
ちょっとした外的要因でバランスを崩して、ジャッキが動く⇒クルマが落ち
てくる・・・⇒顔面プレス・・・なんていう悲劇だけは防がなくてはいけない。

最近は市販で、スロープ付きのタイヤの下に敷くモノもあるので、それも
利用すると、さらに安全性と利便性が増すので、クルマをイジル人には
ぜひ購入をお奨めしたい・・・









おおぉぉ・・見るからに安定して安心度UP!!

まずは手始めに手ごろ?な、メインマフラーからアースを初めてみた。
できれば、一番後端に取り付けたいが、取り付けるネジも無し、さて
さて・・という事で、妥協の産物として、マフラーと排気管を繋げるフラ
ンジの部分に取り付けてみた。

そうそう、排気系統は外にさらされているし、しかも熱が掛っているので、
なかなかネジが緩まない。。事を頭に入れておくように。
安物の工具やモンキーなんかでネジを回すモノなら、工具の破損かネジ
の破損はまず免れないだろう・・・

ちゃんと精度の良いメガネレンチを二丁用意されることを激しくお奨め
する。
できれば、作業前にCRCなどをたっぷりと吹き付けておけば、ネジの
動きもスムーズになって、作業もしやすくなるだろう・・・

アースの導線は、マフラーのフランジと、マフラー真上の遮熱板を固定
するネジとを結んだ。

次は車体の中央付近にある、触媒をアーシングする事にした。
実はここには純正でもアーシングをしているのだが、なんたって細いし
だいたい、このアース線は触媒に付属しているセンサーの導通の為・・・
という性格が強いので、改めて追加する事とした。























ここは意外にネジが多くて楽勝か!?と思われたが、意外や意外、
遮熱板のエッヂがあったり、地上高が低いところなので、取り付け
場所の選定に思わぬ苦労をしてしまった・・・。

予想では一番短い導線で済む予定だったが、逆に一番長い導線でアー
スを取ることになってしまった・・・。

次にエキマニへ・・・と移ったのだが、周りに程よいサイズのネジが
見当たらず、かといって新しくネジをあける体力も無かったので、この
様子を見て判断する事にした・・・・









実際に装着して、走行してみると、明らかに低速から中速へのトルクの繋がりが改善されていた。

ガスペダルに対する反応が機敏なのだ。

後日談であるが、私のクルマに乗った人から、低音が響くようになったねぇ・・・と言われるようになった。
やはり、抜けが良くなった・・・からなのかもしれない・・。

下回りに潜ったり、固着したネジを回すのは一苦労だが、通常のアーシングよりも効果を体感できるマフラー・アーシングは
お奨めのアイテムかもしれない・・・
また別の効能として、静電気が帯電しないので、マフラーへの汚れの付着が減る、もちろん、排気ガス中のカーボンなどの付着
も防げ、ボディとの電位差もほぼ解消されるので、不純物の付着の現象と、電位差による電気腐食が改善されるので、耐久性
も上がるだろう・・・。

フォーミュラーカーやツーリングカーレースなどでも、実は採用している排気系のアーシング。
目立たないアイテムだが、その実力はなかなか侮れないモノがあった事を報告しておこう。

 
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