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運命 GT-R 50勝とロータリーの逆襲
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運命 GT-R 50勝とロータリーの逆襲



ロータリー勢が「サイド・ポート」の馬力向上に苦心、光明を得ていた時、ライヴァルGT−Rは豪雨の中、
「50勝」という大きな節目を迎えていた。

1972年3月20日72年富士グランドチャンピオンシリーズ第一戦「富士300キロレース」に「高橋国光」
と「都平健二」の操る、HT GT−Rが参戦した。
このレースに出場していたのは、トヨタからセリカ1600GTが三台とマークUGSSターボが一台。

一方のロータリー勢は、寺田陽次郎のカペラと岡本安弘のサヴァンナの二台が出場していた。

折りからの強力な低気圧の接近に伴い、風速18m/secという強風と、横殴りの豪雨の中、レースは
始まった。
二台のGT−Rは、スタートと共にトップを奪い、恐ろしいペースで後続を引き離した。

前半は溝の深いタイヤを履いた都平GT−R
が先行したが、溝の浅いタイヤを履いた高橋
GT−Rが、コーナーで意外なほど深いブレー
キングをするのを見て、8週目にブレーキング
を遅らせたところスピンしてしまいコースアウト
、リタイヤになってしまった。

一台となってしまった高橋だが、その後も驚異
的なラップを重ね、ついに他のマシンを周回遅
れにしてしまい、劇的な「50勝」目を飾る事に
になったのだ。

ここに当時の高橋のGT−Rに乗った貴重な画像がある。

低いシートバック、ジェットのヘルメット、レーシングスーツだっ
現代から比べればお粗末な物だ。。。

こんなコックピットから、芸術的なGT−Rの操縦がされていた
なんて、未だに信じがたいモノがある。。。

そんなGT−Rの前に、よいよ究極の「サイド・ポート」チュー
ニングを施された「サヴァンナRX−3」と「カペラ」の「12A
ロータリー」軍団が大挙押し寄せて来たのは、二ヵ月後の5月
。。。

今では考えられないが、旧富士スピードウェイの、通常の「右
回り」のコースを逆走するという、左回り4.3Kmのショート
コースで行われた「日本グランプリ ツーリングカーレース」に
マツダは、打倒GT−Rを目指して「12A改ロータリー」を搭載
したマシンを送り込んだ。。。





このレースに備えて、GT−Rもさらなる軽量
化が推し進められていた。
1000Kgを超えるウェートから、なんと100
Kg近い減量を施し950Kgを切るウエートま
でなっていたのだ!

そして、ロータリー勢が苦手とするコーナリン
グに対して、更なるアドヴァンテージを得る為
に「不等ピッチスプリング」の開発をし、この
レースに間に合わせたのだ。

しかし、さらに軽く空気抵抗の少ないロータリ
ー勢は、それまで無敵を誇った日産ワークスを尻目に、予選では1・2・3を独占していたのだ。

果せるかな本戦が始まると、一速のギヤ比が高く、パワーウェイトレシオに劣るGT−R勢は、早くもロー
タリーの後塵を拝する事になってしまった。

1968年に登場し、すでに4年という歳月と、それまでに重ねられた改良で、すでに限界・・・というところ
まで来ていたKPGC10 GT−Rにとって、最新型で軽量なロータリー軍団には、もはや太刀打ちできなく
なってしまったのか?

しかし、GT−Rも生まれながらの戦士である。

日産パイロットたちの華麗なコーナリングテクニックにより、コーナーの立ち上がりを良くする為に、通常
ではタイムが落ちるとされているテールスライドを、ワザと誘発させ、S20 DOHCエンジンの回転数を常
に9000〜10000min-1にキープして、驚異的な立ち上がりでコーナーをクリアーし、タイムを向上させ
ていた。

対するサヴァンナも、新開発の「ワットリンク・リヤサス」でGT−Rに対抗したが、新型サスを開発したマツ
ダ技術陣の英知より、日産のパイロット達の神業に近いテクニックが、コーナーとコーナーでの立ち上が
りで、サヴァンナを圧倒した。

しかし富士のストレートは、GT−Rにとって、永遠のように長く感じ「悪夢」以外の何物でも無かった。

コーナーでサヴァンナを抜きさっても、直線では難なくサヴァンナがGT−Rをパスしてしまうのだ。。。
もはや、GT−Rにレースマシンとしての戦闘力向上の余地は皆無に等しかったのだ。

結果は・・・・

ロータリー勢の圧勝だった。

日本のレースシーンにも、ひとつのピリオドが打たれ、また新しい歴史が刻まれようとしていた。。。
GT−R終焉の時は、刻一刻と迫りつつあった。

この年の9月には、より大きくなってしまったC110「ケンメリ」スカイラインの登場が決まっていた。
その最後のレースまで、あと5ヶ月。。。

しかし、ハコスカGT−Rの戦いは最後まで続くのであった。




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